Innovator's Voice!

Innovation Nipponでは、さまざまな分野でICTを活用したイノベーションを推進する方々を取材し、イノベーションの現場からの声をお伝えしています。2015年は、特に地方に焦点をあてて3名の方にインタビューを実施しました。

京都府京都市

「ポケットカルテ」&「すこやか安心カード」
- 医療データをつなぐ地域のヒューマンネットワーク -

独立行政法人 国立病院機構 京都医療センター
医療情報部長
日本サスティナブル・コミュニティ・センター
顧問

北岡 有喜氏

京都市を拠点に活動するNPO法人日本サスティナブル・コミュニティ・センターの「ポケットカルテ」と地域共通診察券「すこやか安心カード」は、地域づくりへの効果という点から見ても特筆に値するものです。お話をうかがった北岡有喜氏は同センターの顧問で、国立病院機構京都医療センターの医師でもあります。この仕組みでは、患者さんを中心に地域の医療機関の連携ができる体制を実現しています。

患者さんは、自分の診療結果などを閲覧・管理したり、その情報を地域の様々な医療機関に提供したりすることができます。患者さんの診療履歴などをビッグデータ解析することで医療サービスを高度化できる可能性もあり、また、それを通じた医療費削減の可能性もある、と北岡氏は指摘しています。

※地域情報化大賞2014 大賞/総務大臣賞 受賞事例

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